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「お金のデザイン」ETF専門ラップ口座について解説

投資
お金のデザイン メンバー

日本初のETF特化型投資サービス、会社名「お金のデザイン」によるラップ口座運用サービス「ETFラップ™」が販売開始されたことが2014年11月にニュースになりました。

インデックス投資ブロガーから見当違いな批判がありそうなので、メリット・デメリットをまとめて言及しておきます。

 
 

Top image via 現代ビジネス

お金のデザインは何をする会社なのか

お金のデザイン仕組み

Image Material via flaticon CC3.0

マネーデザインの「お金のデザイン」は、平たくいえばラップ口座を運用する会社。

ラップ口座の「ラップ」とは、「ラッピング」のWrap(包む)という意味です。証券会社や信託銀行が、あなたの資産を、ラップ口座として預かり、最初に決めたルールに準じて、売り買いを自動で行ってくれるサービスのことです。

お金のデザインは、グローバル分散投資を基本投資理念とし、会員のライフサイクルに合わせて、228種のポートフォリオの中から最適なポートフォリオを提供、会員と相談の上、ポートフォリオに沿った投資・資産管理をまとめて引き受ける、としています。

マネーデザインは、その報酬として、会員から預かった資産残高から年間最大1%を報酬として受け取ります。初期費用はかかりません

ETFラップは何がデメリットか

お金のデザイン

お金のデザインが弱みを持っている部分は。

  • ETF直接投資に比べ、ラップ口座・助言に対する費用が追加される。

 誰でも買える国内・海外ETF。これを組み合わせただけで、年間1%。ETF自体の信託報酬信約0.25%とは別に費用が発生します。これは、あまりにも負担が大きい。「そんなのオレでもできる」という声がインデックス投資家から聞こえてきます。

お金のデザインは何がメリットか

 手数料(報酬)が他のラップ口座より明確で低いこと。大手のラップ口座と比較します。プチ富裕層向けの数百万から契約できるものです。

証券会社 商品名 最低契約額 年間費用
大和証券 ダイワファンドラップ 300万円以上 1.51%
野村證券 野村ファンドラップ 1000万以上? 約1.7%
SMBC日興証券 日興ファンドラップ 300万円 1.26%
お金のデザイン ETFラップ 500万円 1.00%

ラップ口座自体の報酬も高いのですが、運用先として自社のファンドが使われる場合が多い。個人向け小規模のものは、原則個別株での運用は行われません。ここで買わされる自社運用のファンド報酬が高い。ダブルパンチの様相です。

その点、お金のデザインのラップ口座「ETFラップ™」は信託報酬が低めのETFを採用し、自社の報酬も最大1%におさえています。同じ投資一任契約の商品としては、低コストになっています。

すでに投資を行っている人を対象にした商品ではない

冒頭で述べたとおり「ETFで運用するラップ口座」は、ETFの仕組みをしっており投資を自力で実行できる人にはまったく無用のものです。しかし、しかし金融知識ゼロな人Dにとっては、手数料低くまっとうな金融商品にアクセスできるようになることが、悪いとは思えません。そこにインデックス投資家が批判を浴びせるのはお門違いです。

お金のデザイン、彼らの事業戦略はわたしにはわかりません。たとえば、ネットで売るのではなく、ファイナンシャルプランナーを通して草の根的に販売し、FPと1%の手数料をシェア、さらに手数料を年々引き下げるような事業プランをもっていれば。可能性を感じます。

というわけで

  • お金のデザイン「ETFラップ™」というか、ラップ口座はある程度の金融知識があれば無用
  • 金融リテラシーに自身が無い人にとっては決して悪い金融商品ではない

です。グローバル投資・インデックス投資は最低限の知識を要します。貯金しかしてこなかった今の高齢者、突然401kで投資の世界に放り込まれた人向けの、食い物にされない金融商品が増えることは良いことです。多くの人が、投資による利益を得る。それが投資家全体の利益につながると、私は思います。

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