アーリー・セミリタイア費用は少なめで良い

老人 海 リタイア

リタイアするにあたって一番難しい問題。それは必要な資産額が自分がいつ死ぬかわからないから、分からないこと。

私は、平均余命で残高がゼロになるのを目指しています。65歳以降はつつましく暮らします。現在の制度で考え

 
 
  • 夫婦2人子供なし
  • 65歳から給付、平均寿命80歳(男女平均)
  • 国民年金給付が月129,750円(2人分)
  • 月20万円の生活費

で計算した場合

70,250円 x 12ヶ月 x 10年間 = 12,645,000円

となります。お一人様の場合

  • 国民年金給付が月64,875円
  • 月15万円の生活費
95,125円x12ヶ月x15年間=15,322500円

といった額を老後資金と考えています。国民年金というキツめの条件で考えました。

なぜ必要額を少なめに見積もるべきなのか。

リタイア者にとって、老後資金とは何かを考えていきます。

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セミリタイアするなら、若いうちに使う

日本の老後は「会社人として人生の大半を捧げてしまった。残りのわずかな時間で人生を取り戻す」という意味があります。実際には体や気力が思うようについてこない。金は余ってるの自分の人生を描けず、嘱託として同じ職場に再雇用を願い出たり、無気力で痴呆が進行など、皮肉なケースも。

ためしに、サラリーマンと30-40代セミリタイアの幸福度の推移をグラフにしました。大げさですが、わかりやすさ優先ということで。

幸福度グラフ

左がサラリーマン。右がリタイア者。自分の事を、社畜と考えている人や、家族を食べさせるために自分を犠牲にしている人のイメージです。

つらいサラリーマン生活を耐え、定年まで務め上げたら老後を楽しんでやろう。という人。

いっぽう、若くしてセミリタイアした人は、彼らのように人生後半になって取り戻す人生はありません。目の前に人生が広がっています。

ですから、やりたいこと&お金は取っておかない。体力・気力が充実しているうちに使うべきです。そもそも10年そこらで人生を取り返す事が不可能な気がグラフを見てるとしてきます。

年金が給付がされる頃には、仙人のようになれるよう、精一杯人生を楽しみましょう。

ただ長生きすることを目標にしない

枯木 海辺

Top image via schmollmolch@Flickr

日本には長生きを称える文化があります。きりんには理解できません。人生は、何を、どれくらいしたかではないでしょうか。自分の内面での評価・世間の評価ありますが、老後の長さとさほど関係ありません。自分はもうろくしたまま長生きして、今以上の何かになれるでしょうか。何かを楽しめるでしょうか。

サラリーマンとして長く努めている人が、自由な老後を想像して長生きを願う。しかしセミリタイアしてしまえば、少しずつでも明日からやりたいことができます。年をとってからの時間を引き伸ばす理由はどこにもないのです。

セミリタイアなので引退が無い

仕事の内容によります。しかしフリーランスなどで生計を立てていたセミリタイア者は、身一つ、環境に左右されずお金を生み出す仕事が多く、老後になってもお小遣い稼ぎの強みとなります。

貯金が尽きても日本では生きていける(今は)

この国には高齢者に向けて2つの手厚い生活保障。年金と介護保険。さらに生活保護があります。

身寄りのない高齢者の場合、生活保護が間違いなく降ります。高齢者向けの雇用支援もありますが、その歳になれば病気の1つや2つ抱えているはず。高齢者=勤労が難しい、となります。また、困窮している高齢者は要介護認定が簡単におりるため、老人ホームに入る費用を確保する必要もありません。

介護が必要になれば、介護保険の施設が使えますし、生活保護になれば医療費も完全に無料となります。ガンになっても健康保険の対象内であれば無料で受けられます。家族がいる場合は、要介護認定が、つまり介護が必要と国が判断してポイントを付与する事が認められない事がありますが、世帯を分離して単身者扱いにすると、すんなり認定されます。

老後資金チャート

つまり、自分で差し伸べられる手を払いのけなければ、この国では寿命をまっとうできます。日本の社会保障費51%を占める、年金の額。その額は実はさほど重要ではないのです。

現首相は手厚い社会保障をうたっています。その財源は、もちろんあなたの財布から出ています。平均寿命まで自活できたなら、あとは国に面倒を見てもらうくらい、いいんじゃないでしょうか。国が福祉サービスを引き上げるなら、それが寿命で良いときりんは考えています。

 

というわけで、できるだけ

  • 若いうちにお金を使ったほうが楽しい
  • セミリタイアしたら若いうちから色々できる。老後にとっておく必要はない
  • 社会保障が日本はしっかりしている

のが理論的な人生の楽しみ方です。

現代日本の労働と老後イメージは、高度経済成長時代たかだか数十年に醸造された特殊なものです。崩れかかっているその雰囲気に流されず、自分の人生は自身で設計しましょう。