起業前に社会経験が必要・いらない論争に決着をつけたい

私は、どちらでもなく、ハイブリット「効率的に経験を得る」が正解だと考えてますし、そうしてきました。

経験有無のメリット・デメリットをまずは比較

メリット デメリット
社会経験がある
  • 知識や技術が豊富になる
  • 人脈を作れる
  • 起業が遅くなる
    (関連して)責任が増えている
社会経験がない
  • 起業が早くなる
    (関連して)体力がある
  • 知識不足で失敗する可能性がある
  • リソース不足で失敗する可能性がある

簡潔にいうとこれくらいでしょうか。起業が遅くなる、のところは30代,40代になるにしたがって家族などの責任圧力が発生するとい意味です。経験によりリソースが増えるが、足かせも増えるというところでしょうか。

底辺フリーターの起業知識集積戦略(私の場合)

私は起業前、16歳から20代前半までフリーターでした。18歳からは以下のルールでアルバイト先を決めていました。それまでは若すぎて働く先を選びようがなかったので割愛します。ルールはこうです

  • 業種を絞らない
  • 自分の方針が定まるまで職種も絞らない
  • 6ヶ月以内にやめる
  • 6ヶ月経過してなくて、経験を得る時間帯効果が悪くなったら別の仕事を探す
  • 慣れてきたら起業につながる仕事を探す(同じく数ヶ月単位で転々と)

まず、アルバイト勤務というのは、もっとも搾取される比率が高い雇用形態です。安月給の零細サラリーマンも同じです。長居すればするほど、あなたは搾取される金額・時間が伸びます

そこで普遍的な知識を吸収する効率が高い期間だけ在籍し、目新しさがなくなったら数ヶ月で異業種・職種に変わっていきました。

労働による知識吸収曲線

1〜2ヶ月で割り当てられた仕事をマスターした後は、それを効率化するのではなく、以下のことを学びます

  1. 自分の仕事ではない会社の知識・技術
  2. 会社のビジネスモデル
  3. 客単価・客数・売上ほか重要指標
  4. 顧客属性・商品の回転率
  5. 従業員教育マニュアルの出来不出来
  6. 仕入れの仕組み
  7. 在庫・物流に関する仕組み
  8. 人事の特徴
  9. 議事進行の仕組み
  10. 総務・経理など書類の仕組み
  11. その他会社・従業員間の規則・慣習

これらを学べるだけ、時間効率よく学びました。触れる機会が無い知識は簡単にあきらめました。

複数の会社を渡り歩いて比較対象とするために学んでいるので、多少の抜け落ちは問題になりません。

大事なのは「他のやつらはどうやってビジネスをやっているのか」サンプルを集めることです。

成功法則を導き出すのはあなたがあとで比較してやればいいことです。内側でたった1つの成功方法を見つけようとすると時間を奪い取られます。

私は良くお店が暇な時間にPOSシステムの生データを集計して、顧客属性を割り出したり、店長と仲良くなって、店長会議用の資料作成を代行する傍ら数値データを勉強しました。

また、オフィスワークでは喫煙室に定期的に顔を出し、サラリーマンの生態や、「喫煙室で生まれる仕事」というものを間近で見たりもしました。タバコ吸わないくせに。

経営の経験は学ばなくて良い、学べないから

若手の社員で独立心旺盛な人は、必ずといっていいほど、お偉方に「経営を自分の目で見てみたい」「経営に携わりたい」といいます。そう聞いておじさんたちはうんうん、君は偉いよくわかってる。と言って褒めてくれます。

しかし、いきなり重役会に呼ばれたりしません。いつ呼ばれるのでしょうか?

貴方が重役になったら

だって重役会ですもの。それまで何年かかるでしょうか。ともかく時間対効果で考えると割に合いません。あなたは何で今の職場にいるんでしたっけ? そう、起業し成功するために経験を積んでるんでしょう? 搾取される立場に甘んじて。

何年・何十年もかけて重役会議に参加できるようになったとして、そうしたらあなたのビジネスの成功確率が飛躍的に高まるでしょうか? 高まりません。

長い時間を奪われ、なんとか重役会議に出ることができても、判明することは「適当に決まってる」「政治で決まってる」「社長の好みで決まってる」みたいなくだらない事ばかり。あなたのビジネスの成功とは関係ありません。

事業立ち上げなんかも同じ。あなたにお鉢が回ってくるのはずっと先だし、大規模な事業立案は小規模ビジネスには対して役に立たないのです。時間は有限です。

あなたは効率良く彼らのビジネスの仕組みや、会社運営の所作を学び、独立に必要な知識や技術のみを獲得して飛び出すべきです。


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というわけで私は、できるだけ早く独立し自由を得るために「効率的に経験を積む」事をオススメします。貴方のビジネスの種が芽吹くまで他社・他部署・関連会社を渡り歩きましょう。数年で十分です。

若いうち・責任が少ないうちに起業すべきです。年をとるほどに、周囲の人々が貴方を典型的サラリーマンの箱に押し込もうとします

また、1社しか経験がない人は「この仕組みはこの会社特有なのか、普遍的なものか」考えましょう。

多くの転職経験が1度も無いサラリーマン。彼らは部外者からみて気持ち悪い宗教じみた観念やルールを引きずって起業します。できたら複数の会社を見るべきです。人脈を増やすという意味においてもそちらのほうが有効でしょう。

よく経験について社長マインドや成功法則みたいな「考え方」を学んで自分のものにしようとしている人がいますが、間違っています。

そんなものは本で学べば良いし、そもそも自分で練り上げるもの。

「知識」と「技術」を効率良く学んでさっさとおさらばしましょう。

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