【人的資本理論】体が資本を字のごとく考える方法

金持ちになる方法の続編です。

前回、金持ちになるには、まず支出を減らすではなく、収入を増やす。そのために「貯蓄せずに投資する」というのが原則。投資というのは「資産運用」に限らず、自己投資や自分のビジネスへ投資しよう。という話でした。今回は自己投資について掘り下げます。人的資本という考え方です。

よく「カラダが資本」なんて例えをします。体を壊しちゃ稼ぐ事も出来ない。といった場合に使う言い回しです。

これが人的資本理論。財産を一代で築く人の大きなヒントになります。

財産を一代で築く、そういう人たちはみんな「カラダが資本」を字のごとく自分の体を資本としてちゃんと計算しています。

人的資本理論は自分の心・技・体を「会社」と考える

1人の社会人である貴方を「金を稼ぐシステム」だと考えた場合、どういった特徴があるでしょうか

  • 【売上】毎月20万円の給料がある
  • 【経費】毎月15万円の衣食住・遊興費用がかかる
  • 【設備】週5日フルタイムで働ける
  • 【設備】簿記1級同等の簿記能力がある
  • 【利益】5万円の貯金を毎月している

これは明らかに資本の一形態である「会社」と類似しています。違いは「資本額がわからない」くらいでしょうか。自己投資というのは【設備】部分を伸ばし、売上を拡大することです。

そして、売上が小さいうちは利益も小さいため、利益の全てを設備へ再投資するのが効率が良い。資格でも、金融リテラシーの習得でもかまいません。

資本の再投資

ここで注意点。娯楽や遊興費用、衣食住を節約すると、利益が増えます。しかし「株式会社カラダ」の設備の一部は使いすぎると消耗し、回復が必要という特性があるのを忘れてはなりません。

体力の消耗は、休息と食事で回復します。心の回復には、遊興を始めとした別のストレス発散手段が必要です。これは、明らかに「必要経費」です。ある程度の支出はやむを得ないのです。これに気づかず、設備を壊してしまう人が多いのは皆さんもご存知のはず。

外車を乗り回さないと維持できない「株式会社カラダ」もありますし、読書だけで回復する会社もあります。設備効率については、個別の改善項目なので今回は触れません。

しかし、心の回復にも必要経費があることを忘れないでください。現代では肉体の回復より大きくなりがちです。

人間は資本に換算できる

「株式会社カラダ」の資本金および設備の総額は、算出するのが難しい。しかし、毎年の利益の額がわかっているということは、他の資本形態と比較する事が可能です。前述の例の場合

貯金5万円 × 16ヶ月(ボーナス込み) = 80万円

です。これは株式投資の年間投資リターン平均である5%で比較した場合

1,600万円 × 105% = 80万円
と、1600万の株式投資と同等の資本価値があるということです。

一代で資産を築くには必ず「体」という資本を足がかりにしなければならない

資本は「大きければ大きいほど、得られるリターンが大きくなる」という原則があります。そして1年は誰にとっても同じ長さ。よって、人生の序盤で、他に資本がない場合は、貯金をせずに「株式会社カラダ」に少額の利益を再投資し、資本を大きくする必要があるのです。

子供の頃は「教育」という形で両親が、あなたの「株式会社カラダ」に資本を投下してくれます。しかし、今の社会はその程度では大きな利益を生み出すには至りません。貴方は社会に出たら自分自身で設備投資を繰り返していかなければいけないのです。

ビジネスや財産を相続しなくても、体という隠れた人的な資本があるのです。

体より効率的な資本を見極める

「株式会社カラダ」は、一般的な会社にないデメリット、「資本効果に上限がある」という制約があります。多くの場合、週100時間を超える心体を維持するのが難しいために起こります。

設備投資上限により、収入に限界が見えた場合はどうするか。ここでようやく再投資をある程度抑え、利益を蓄えます。

その蓄えで、設備投資上限のない資本形態である、ビジネスや資産運用を行うのです。こうすることで資本は完全に自由を得ます。

逆に最初の資本「株式会社カラダ」が小さすぎて利益が0に近い境遇の場合。例えば、低学歴・技能なしなどの場合はどうするか。

これは、「設備投資になる仕事につく」が正解。再投資がほとんどできないならキッパリ諦め、低賃金でも知識や技術が増強される仕事を選びます。

余談な上に不謹慎ですが、交通事故を起こした時。相手が40代開業医のだった場合、医療・死亡保証が5億円を超える場合があります。株式会社カラダも極めるとここまでの価値になります。


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というわけで、自己投資の重要性、人的資本理論を、私なりに紐解きました。

  • 自分の稼ぎや生活費を会社と置き換えて考える
  • 貯蓄を増やすにはまず、自分への再投資が効率的
  • 資本効率を見極め、拡大可能な資本形態へ移行する

「何も持たずに生まれた人」でも必ず「自分の体」という人的資本はもっています。最大限に活用してください。

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