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「ランイベント」って何?調べたので解説する

社会・世の中

「カラーラン」「バブルラン」さらには「ハロウウィンラン」なんて言葉を最近耳にするようになってきた。流行モノのでリア充っぽい雰囲気がする一連の「なんとかラン」。このなんとかランブームについて、知ったかぶりできるようにみなさんに変わって私が調べておいた。

パーリィピーポーに大人気「ランイベント」とは何か

ひとことで言ってしまうと集まって「ランニング(走る)」のが形式上の主旨なんだけど、普通のマラソン大会とはまったく異なる。

ランイベントでは主催者が準備したコースを友人や気の合う人たちと「楽しんで走る」のが本来の目的となっている。「FUN RUN(ファンラン)」なんていい方もする。記録よりもその走ること自体を楽しむイベントだ。

ランイベントでは大会主催者が「イベント専用コース」を設けて、様々な仕掛けを用意する。たとえばカラーランでは色とりどりの粉がランナーに向けてぶちまかれ、バブルランでは泡がたえまなくコースに向けて降り注いでいたりする。それからノリの良い音楽も付きモノ。

距離は10km,ハーフの部なんてのもあるがだいたい5kmくらいが基本。ジョギングをしたことがある人ならわかると思うが5kmはだらだら走っても30分もかからないし、ジョギングを日頃しなくてもゴールできるような距離だ。

そんな気楽な距離を仲間や他の参加者と楽しみながら駆け抜けようってワケ。

もう1つ特徴的なのがゴールにDJブースが設置されている点。走ったあと踊る。これでどれくらい適当に走るかが伝わると思う。

といったダンスクラブとイベントを融合したようなフォーマットが、クラブ大好きっ子。パーリィピーポーっていうかウェーイ系やらッツォーイ系な人たちにおおウケみたいだ。

「ランイベントの種類と起原」

ランイベントの起原は諸説ある。日本に持ち込まれたランイベントの系譜では2011年、アメリカの団体がインドのお祭り「ホーリー」をベースにランイベント化したのが世界的なブームを作った。もちろんその前からランイベントはいっぱいある(後述)。

ホーリー祭 photo via flickr

彼らは「The Color Run The Happiest 5K on the Planet(カラーラン〜この地球で最も楽しい5000メートル〜)」としてイベントを世界各地で展開。この流れで日本にもランイベントが入ってきたようだ。

ほかにもタイの正月を祝う「ソンクラーン(水かけ祭り)」もこの流れのベースにあるといわれている。

日本ではスポーツワン(記事上部写真)というスポーツ系イベント会社がこの流れを積極的にとりこんで、ここ1年でカラーランやバブルランを国内で実行。さらには「ハロウィンラン」「ゾンビラン」などイベント色が強い独自のランイベントを開発して季節ごとに話題になっている。

世界的な「5K Run」流行の兆し

日本では、ちょっとクラブ系な若者のおもちゃみたいになりつつあるランイベントなんだけど、世界的に「ラン+なにか」みたいなイベントは結構まえから認知されつつある。たとえばこれ。

(ゴール地点でとチョコもらえるみたい)

もともとファンランはチャリティーイベントで採用されることが多く、垣根をとっぱらって様々な境遇の人が同時に楽しめる健康的なイベントとして生まれた背景がある。だからキッズスペースがゴール先に用意されていたり、仮装して友達や家族と楽しく参加できるってのがファンラン・5k Run(5000メートルラン)の本来の姿だ。

さらに言えば、多くのファンランイベントでチャリティー要素があり収益が寄付されることになっている。そんな背景もあって企業パートナーも協賛しやすく、さらに盛り上がりを後押ししているところがある。

日本ではファンランイベントが急激に立ち上がり初めたので「なんとかラン」をうがった見方をする人もいるかもしれない。でも、こういった背景を考えるともっと大きな広がりを見せる可能性を秘めている。マラソン大会は全国どこでも人気イベントになりつつあるし。

もしくはそのまま若き男女の仁義なき狩り場みたいなところに落ち着く可能性もある。まあそれはそれって事で。昼間に屋外でやる健康的な祭りなのでクラブアレルギーの人もこれなら参加してみようという気になるかもしれない。

日本人のお祭り根性を考えれば、ランイベントはなんらかの形で根付いていくんじゃないかなーと個人的に思っている。

というわけで日本の「なんとかラン」をみんなで生暖かく見守っていこう。

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