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バンコクからシェムリアップ行きの国際直通バス(往復)のチケット手配と乗り方

旅行 旅行-タイ

 2015年9月末にタイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップを国際直通バスで往復してきた。ネットにある日本語のバンコク・シェムリアップ間国際直通バスの情報をちょっとアップデートするために記事にしておこうと思う。

 バンコク→シェムリアップ、シェムリアップ→バンコクそれぞれのバス手配手順、国境でのカンボジアのアライバルビザ取得などをまとめておいた。

【目 次】

バンコク→シェムリアップ国際バスチケットの購入

 バンコク→シェムリアップ間国際直通バスの手配方法は2通りある。オンラインで予約して各地にあるブースでチケットを受け取る方法が1つ。もう1つはBTSモーチットが最寄り駅のバンコク北バスターミナルで直接予約する方法。

 前者のオンライン予約についてはバンコク発シェムリアップ行き国際直通バスまとめ。 オンライン予約方法についてのサイトを参考にしてもらうとして割愛。

 今回は閑散期ということでバンコクの北バスターミナルで直接手配してみた。

北バスターミナルの地図はこちら。

 最寄り駅はBTSの終点チャトゥチャック公園そばのモーチット駅なんだけど、駅からバスターミナルまで歩くにはちょっとしんどいと思う。

 というわけでモーチット駅からタクシーかバイタクに乗ろう。60〜70バーツくらいの距離だと思う。これだけ近ければ乗車拒否されることはまずないだろう。

 これがバスターミナル。

 入り口はこんな感じになっていて、入り口の周囲に行き先別のチケットブースがある。

シェムリアップ行きのバスについて係員に聞いたら、インサイドターミナルの22番窓口だということで

 待合を抜けて進むと、確かに構内奥にも窓口が並んでいる。

 これがバンコクからシェムリアップへの直通バスのチケットブース。

今画像を見るとプノンペンまでのチケットもここで買えそう。PM11時発なので夜行バスっぽい。

 近づくとアランヤプラテート-ポトペイ-シェムリアップ…とあるのでここで正解のようだ。「トゥー シェムリアップ」って言えば、一人か、いつ乗るか、AM8時発とAM9時発どっちにするかを聞かれる。

 今回は翌日の朝8時を1人で予約。片道で750バーツ。106番ゲートで8時ナ!と言われる。

バンコク北バスターミナルからシェムリアップへの出発

 翌日。AM7時30分の構内は薄暗く閉まってる店がほとんどだが、セブン-イレブンは開いていた。ここでちょっとしたスナックと水だけ確保しておく。

 昨日チケットを買ったブース横を抜けて発着プラットフォームを目指す。106番106番。

 こんな待合で待機。ヨーロピアン7割。アジアン3割。日本人はいなかった。

 バスが来る。

 貴重品以外の荷物を預けて出発。

 閑散期ということで1/3も席が埋まっていない。とても快適。

 足置きもリクライニングも申し分ない。揺れも少なく日本の長距離バスと同じ品質。

 出発早々コーヒー、水、スナック、ジュースが配られる。

 2〜3時間走ったのち一度休憩をはさみ、国境の町アランヤプラテートへ。

国境の町アランヤプラテート-ポトペイでのアライバルビザ取得と国境越え

 12時すぎに国境手前で一旦停車し、昼食が配られる。

 チャーハンとキュウリ。

 同時に乗員がアナウンスをはじめる。英語がかなりなまっていて中々聞き取りづらかったんだけど、

「カンボジアビザを持っていない人は用意したフォームに申請内容を記入すること」
「ビザ申請費用は1300バーツ」
「停車中に書いて私に渡してくれ」

 ということだった。私は前情報で代行業者によるビザ申請をバス会社が言い出すという話を確認していたので、そのことだろうなと思った。事前情報ではビザ申請費用が1000バーツだったが、300バーツ値上げされている。これはカンボジアの観光ビザが20ドルから30ドルに値上がりした事によるものだろう。

 そんな事を思い出しているとヨーロピアンの女性たちが
「ガイドブックには入国ゲート前で取得できると書いてある。値段も違う。それは何なの?」
「我々の会社が契約している正式なビザ代行業者だ」
「なんでその会社を通さないと行けないの?」
「国境周辺には怪しい業者でいっぱいだし騙すやつも多いからゴニョゴニョ…」
「そもそもその申請用紙は正規のものなの?」
「正規のものと同じ」
「じゃあその申請用紙を書いてアライバルビザの窓口に出せれるの?」
「いや…それは…」

 みたいな流れであっという間にバス乗員を言い負かしてしまい「アライバルビザは自分たちで取ろうよ。異論ないよね?」みたいな合意をバス内で取り付けてしまう。

 というわけで各自アライバルビザを自力で取得する流れとなった。私としてはどっちでもよかったんだけど、バス乗員のアナウンスが全然聞き取れなくて、ヨーロピアンとのやり取りで内容がようやく分かったので、彼女たちに乗る事にした。

 余談だけど国境付近の怪しい人にビザ申請代行いくらか聞いたら一声目が1500バーツだった。

 国境前で無言で配られる謎のぶら下げカード。

  • シェムリアップ行きのバス停車場はカジノグランドダイアモンド
  • バンコク行きのバス停車場はボーダーホテルの向かいにある駐車場
  • 移動中これをぶら下げといてください

「スムーズにこなせるようタイ・カンボジア国境付くまでに書類を書いておいてください。このバスは1時間しか国境で待機しません

 これ、脅しかと思ったら私の乗車したバスで1組の家族が時間内にバスに戻ってこれず国境に置き去りにされた。そのときは1時間と5分だけ待ってバスは発車した。

 というわけで、できるだけ書ける書類は書いておくよう。着いたら他のバスメンバーに遅れないように前を見て。迷ったりしないように。

 というわけで国境越え。まずはタイ側の出国。左側通行。

 この時は閑散期らしく人の流れは無かったので、流れにのるというわけにはいかなかった。

 看板の案内を頼りに進む。外国人は2階へ。

 この中で出国手続き。この中で凄く怒られる。

 出国カードを1階でもらってくるのを忘れたから。よく看板を見ていなかったらしい。「そんなのわかんなかったよ、ここでちょうだいよ」とかゴネて憮然とされつつもなんとか2階で出国カードをもらう。

 出国・入国共にバス番号の記入欄がある。こちらはわからなかったので同じバスの人に「知ってる?」って質問して教えてもらう。

 無事タイを出国できた。さらに進んでカンボジアのアライバルビザの取得。ビザ取得は看板にあるように右の道に渡る。

 ビザ代金は30ドル。去年から値上がりしたとのこと。中は全く混雑しておらず正規のアライバルビザ申請フォームを記入したらノーウェイトで申請が出来た。列は無し。国境職員もヒマそう。金額表だけ見て30ドル出すと「もう100バーツ」と賄賂を要求される。30ドル+100バーツ。

 これも事前情報どおりだったので、めんどくさい事を言わず100バーツ渡す。そうすると彼らもそれ以上めんどくさい事を言わなかった。

 「その辺に腰掛けて待ってな」と言われること5分、無事カンボジア30日観光ビザが発行された。

 カジノを横目に進んでいって、今度はカンボジアの入国手続き。

 こちらがカンボジア側。簡単にスルーできそう。

 入り口で入国・出国カードをもらって、記入後こちらもノーウェイトで入国審査。

 無事通れた〜と、カンボジア側の国境の町を進んでいく…が、バスが見当たらない。

 カジノグランドダイアモンドってどれだ…と思って進んでいると、屋台で昼飯を食べてたおじさんが、私が胸からぶら下げてるカードを見つけてくれて「お前さんのバスは後ろだよ」と教えてくれる。

 ちなみにカジノバスなどで国境まで来た場合は、ここでタクシーをチャーターしてシェムリアップに向かう。私は一人だったので高くつくと思って今回の直通バスを選択した。

 戻ると馴染みあるバスを発見。ようするにカンボジア側の入国ゲートより手前、タイ側にバスとカジノはある。カンボジアに入国したら後ろに少し戻ろう。

 国境通過に要した時間は約30分ほどだった。全員の帰還または1時間を待ってバスは再度出発する。

カンボジア〜シェムリアップ着

 それから数時間。夕方4時頃にシェムリアップに到着した。

 事前情報だと、エンプレス・アンコール・ホテル(シェムリアップ国道6号線沿い)に止まるらしいが今回は違った。バス会社の事務所に到着。

 一旦乗客の荷物が事務所内に運び込まれ「希望者はホテルまで送迎する」というアナウンスがあった。

 地図だとこのあたりがバスの事務所。シヴォタ通りのNattakan Cambodia Co. Ltd。ケンタッキーの横。

 私はというと、もうすぐ到着の予感がしたので周囲に目を凝らしていたら

 同じ通りにケータイショップを発見していた。バス会社事務所の数十メートル手前。ホテルへの無料送迎はなんだか裏があったらイヤなので無視して、入り口に大量に待機してるトゥトゥクドライバーも無視して、ケータイショップへ行く。

 上の地図でいうとKFCより少し北の斜向かい。The Mad Monkey Hotel Siem Reapのマークあたり。ストリートビューでも看板が違うけど確認できた。

 「ツーリスト用のシムある? 一週間くらいの」というと「一週間5ドルのシムがある」と紙片を取り出し容量なんかを解説してくれる。というわけですぐ契約。

 スマートトラベラーらしく現在地をマップで確認して、同じ通り沿いに予約したホテルが有ることを確認。

 近くにいたドライバーにそこまで乗せてもらおうとすると「片道5ドル」とふっかけてくるので「この道沿いだろ。ホテル。知ってるよ」といって適正価格の1ドルで移動してもらえた。

シェムリアップ→バンコク国際バスチケットの購入

 シェムリアップからバンコクへのバスは、前述のシヴォタ通りのNattakan Cambodia Co. Ltd事務所で手配が可能。到着時に手配してもいいが、市街地中心にほど近いので滞在中はいつでも訪れる事ができるだろう。

 中に入るとだらけた店員がいるので、予約したい旨を伝えよう。同じくAM8時とAM9時便があり、無料でホテル前までピックアップしてくれるとのこと。

 私のホテルは残念ながらはずれにあってホテル前の道が舗装されていないので、出発当日は自力でここまで来いと言われた。

 料金は2015年9月末の時点で28USD。チケットを失くさないように。

シェムリアップ発とバンコク発の違い

 バンコク発シェムリアップ行きもその逆もバス機材も同じだし、昼食をはじめとした支給品もまったく同じだった。

 大きな違いはカンボジア側から来た場合、国境で自分で荷物を引かなければいけない点。タイ側で保安検査がある。タイ側から来た際は荷物はバスに乗せたままだったし検査らしいものも無かった。

 重い荷物を引きずってカンボジア出国。

 コチラ側も閑散期ということで、私たちバス乗客以外はまばらだった。

 左側通行。カンボジア入国時とは逆の道を通じてタイを目指す。

 入国カードはこのデスクのおじさんから忘れずに受け取っておこう!

 タイ出国の時と同じく2階に登って、今度は入国の手続き。

 無事タイ入国を果たしたらそのまままっすぐ進むと、向かいの歩道に@BORDER HOTELの看板が見えてくる。

 その看板の真正面、あなたが歩いている側が駐車場になっているので、駐車場の中に進んで青いバスを探そう。

 乗客の戻りを待って出発。

 バンコクの北バスターミナルには4時頃到着することが出来た。

 やや高めの価格設定のバスだけあって往路・復路共にとても快適だった。私のような国境越え初心者におすすめの国際バスだと思う。

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