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強まってきた「楽天レシピ」を「クックパッド」の代替にできるか考えた

社会・世の中

私は男ながら料理をする。最近では私のような味音痴でも、あまりものの食材で、それなりに食べられるものが作れる。それはインターネットによる所が大きい。もう少し具体的にいえば、クックパッドのおかげだ。クックパッドに掲載されたレシピどおりに作れば、たいがいおいしいものができる

しかし! クックパッドは一部有料である。月額料金が発生する。クックパッドは素晴らしいが、ムカつく。月額280円。アプリだと400円。イラつく。

そこで本日は、全国のお料理好きのみなさまに、クックパッドの代替サイトである楽天レシピに乗り換えるよう、プレゼンしていこうと思う。

クックパッドのペイウォール(お金の壁)はひどすぎる

ペイウォールとはサービスの一部分を有料化することだ。これ以上先はお金を払ってね、というやつだ。お金でサービスに壁をつくる、クックパッドのそれはやりすぎのように思う。

  • レシピの人気順検索
  • 殿堂入りレシピ
  • プロのレシピ表示

他にも有料会員限定サービスはあるが、これらが特にひどい。

無料会員が食材でレシピを検索しても、検索結果は人気順に並ばず、数十ページの中から手堅そうなレシピを探さなければならない。検索結果の一番上は失敗レシピかもしれない。

もしGoogleやYahooの検索結果が、適当な並びで表示されたらどうだろうか? 10年20年以上昔の検索エンジンみたいなものだ。

また、人気すぎるレシピは「殿堂入りレシピ」となってまとめられる。殿堂入りレシピは有料会員限定のコンテンツだ。

逆に言えば、一番人気のレシピを無料ユーザーは見ることができなくなる。無料ユーザーからすれば良いレシピが順に消えていくということだ。プロのレシピも有料会員しか見られない。

使い方によると思うが、私の感覚でクックパッドはこんなイメージだ。

レシピ検索サイトでまともに検索ができないというのは、こういうことだと思う。

クックパッドは、有料会員で毎月5億円稼いでいる。広告掲載でも月3.5億くらい売上を稼いでいる。広告バナーとか特売情報のスーパーとかキューピーとかのスポンサーからもお金をもらって、ユーザーからも月額利用料を徴収して稼ぎまくっている四方からお金を徴収している。そしてたたき出す利益率は40%以上。こんな利益率なかなか他社ではおめにかかれない。年々無料機能は減っていく。クックパッドはユーザーに還元する気は無いのかもしれない。

楽天レシピとクックパッドを比較するとかなり健闘するようになった

クックパッドへの愚痴はこれくらいにして、楽天レシピの話をしよう。楽天レシピはクックパッドとほぼ同じ機能をそなえた、レシピ共有サービスだ。2010年にオープンした。デザインから操作性までクックパッドをかなり意識して作られている。こちらもある意味「邪悪」ではある。

レシピ共有サイトは、そのレシピの数と検索性で決まる。

楽天レシピが2010年にオープンした頃はレシピ数がクックパッドには遠く及ばず、使い物になるとは言いがたかったが、地道な運営により、2015年には楽天レシピのレシピ数が100万を超えるまでになった

【クックパッド】214万レシピ
【楽天レシピ 】101万レシピ

※以後データは2015年9月のもの

おお! 半分とはいえ、100万件もの投稿レシピがあれば充分代わりとして使えそうじゃないか! 楽天レシピはクックパッドの変わりにそろそろなるんじゃないだろうか?

クックパッドと楽天レシピを実際に比較してみる

まず、機能の有無とそれが有料かどうかをチェックしていこう。

クックパッド 楽天レシピ
レシピ表示
レシピ検索
レシピ検索(詳細)
人気順検索
殿堂入り(人気)レシピ
専門家レシピ
◎=無料、△=有料、×=機能なし

これは楽天レシピの圧勝である。後発で機能は充分整え、クックパッド最大の弱点である有料機能を「いつまでも無料」という運営方針でやっているだけの事はある。

しかし、大事なのはレシピ検索が使い物になるかだろう。

サンプルとして定番料理を検索してみる。

【野菜炒め】
クックパッド:10,768品 楽天レシピ:6,953品
【肉じゃが】
クックパッド:7,497品 楽天レシピ:2,913品
【茶碗蒸し】
クックパッド:3,467品 楽天レシピ:1,167品
【鯛の塩釜焼き】
クックパッド:40品 楽天レシピ:10品

検索数はまだまだクックパッドに軍配が上がる。家庭であまり作らない料理では、差が大きく表れる。

しかしクックパッドでは、人気のレシピも数十ページの中から探さねばならない。さらに殿堂入りレシピ、殿堂入りしちゃうほど良いレシピは、無料ユーザーでは見ることができない。

どっちがマシか明らかだろう。

無料ユーザーからすれば、定番料理検索も、楽天レシピが圧勝だ。

続いて、食材で検索してみよう。

【鶏もも肉】
クックパッド:51,600品 楽天レシピ:18,762品
【豚バラ肉+ピーマン】
クックパッド:1,716品 楽天レシピ:376品
【卵+チーズ+ハム】
クックパッド:5,775品 楽天レシピ:1,599品
【大きいきゅうり】
クックパッド:165品 楽天レシピ:11品

複数検索でも、一般的な食材検索であれば、楽天レシピが中々健闘していると言って良い。残念なのは「大きいきゅうり」などの絶妙な食材検索。こちらはクックパッドを頼らざるを得ない

というわけで、比較した結論は「料理&普通の食材検索は楽天レシピ」「変な食材・変な料理検索はクックパッド」が良いということになる。こうすれば満足いくレシピ検索を無料で出来るようになるわけだ。

クックパッドと楽天レシピその他の部分比較

クックパッドのその他の良い点、それはズバリ「GoogleやYahooでレシピ検索すると一番上に出てくる」という点。

よく、ブラウザに「肉じゃが レシピ」などと検索ワードを入れるとクックパッドが最初に表示されることが多い。なので、ブラウザから検索する手間を考えると圧倒的にクックパッドのレシピを見る事になるし、見やすい。

楽天レシピにはまったく違ったメリットが1つある。それは「つくれぽやレシピを投稿すると楽天ポイントがもらえる」キャンペーンをしょっちゅうやっているところ。楽天レシピは実のところ楽天ポイント付与でレシピを集めてきたところがある。レシピ&つくれぽを投稿したい主婦からすれば、楽天レシピのほうがお得である。

私の場合、定番レシピを探す際、オレンジページのレシピもよく使う。レシピ数は少ないがオレンジページ自身がレシピを追加している(投稿募集もいちおうやっている)ので、間違いがない。


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今回、楽天レシピとクックパッドを乗り換えできるかどうか比較してきた。私はすでに楽天レシピメインで使うようにしている。月額290円は微々たるものだが、無料でユーザーを集めた後、無料の範囲を徐々に狭めていくようなサービスを運営する会社は信用したくない

どんなサービスでもそうだが、業界を独占するようになると、その会社は邪悪なことをし始める

楽天も一般ユーザには過去、随分邪悪な事をしてきた。だから私は、楽天レシピの「いつまでも無料」もあまり信用していない。例えば無料でもレシピを見ると広告メールが飛んできたり。

ぶっちゃけると邪悪同士さらに切磋琢磨して、もっとサービス向上競争が生まれれば良いなと私は思っている。

だから今のところ、私は弱いほうの楽天レシピを応援している。

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