上司が部下に言われてイラつく言葉ベスト5

「人間は2種類に分けられる。上司と、部下だ」と昔の人が言ったかどうかはわからないが、上司と部下は往々にして激しく、そして冷たく戦ってる。

かくいう私も人生の一時期、人の上司、管理職であった時期がある。それは、自他共認める器の小ささだった。全社で「ミスター・ボトルキャップ」の異名を欲しいままにしていた。そんな私も今や職を離れ、部下の一言に悩まされる事は無くなり、平穏な日々を過ごしている。

よって本日は、オフィスビジネスシーンにおいて、上司が部下に言われてイラつく言葉ベスト5を選りすぐって共有する。安全圏から申し訳ない。上司のあなたは深く頷き、部下のあなたは相手が人間であることを確認し、これを武器に、ビジネスの最前線を生き延びていただきたい。

上司が部下に言われてイラつく言葉ベスト5

第5位(昼イチで)すいません…ちょっといいスか?

昼イチにこれを言われた時は、おおよそ2パターンだ

  • A.体調が悪いので早退したい
  • B.来週有休を使いたい

「ちっせえな」と思うかもしれない。しかし、ミスター・ボトルキャップは早退や有休を取ることにイラついている訳ではない。ボトルキャップが「よし!おっさん昼からがんばるで!」と心の中で誓った、10秒後くらいに言われるからイラつくのだ。午後から超仕事頑張ろうと思ってたのに。 お前返せよ。オレの高まり!

第4位(朝イチで)すいません…ちょっと時間いいスか?

朝イチのパターンも、おおよそ2種類に分けられる

  • A.部下の部下に何か問題が発生した
  • B.昨晩の間にプロジェクトかメンバーのどちらかが炎上した

勿論どちらもありがたくない。Aパターンは管理職として報告を受けるだけで済んでしまう場合が多いが、敵が私に最終判断をさせる事によって、自身の責任を回避をしようとしている場合がある。要注意だ。

Bパターンはその規模による。確率は高くないがこの一言がきっかけで自分の人生が危うくなる可能性がある。

攻撃力のブレが大きいため、このパターンを第4位とした。

第3位(部署・プロジェクトを異動した後)ごぶさたしてます。…ちょっと時間いいスすか?

このパターンはまずい。部署・プロジェクト異動した元部下の「ちょっと時間いいスか」が良い報告だったためしなんて100%ない。転属先で上手くいっている元部下は100%元上司をわざわざ呼び止めてまで声をかけてこない。

捕まったが最後。彼らが納得するまで怨念呪詛が続く。いや彼らは納得しない。呪詛を聞かせたからといって、その恨みを割り引いてくれるわけではないのだ。その人事に自分が関わっていようといまいと、彼らは上司を呪う。

上司軍に所属しているものは、この言葉を聞いた瞬間全力で回避するように。

第2位(査定時期に)すいません…あの、ちょっと時間いいスか?

絶対いい話の訳が無い。顔が怒ってるし時期的に「あ、金とポストの話だな」とすぐ分かる。大体ガムシャラなんだけど成果が上がらない部下軍が急先鋒を務める。わかってるよ、君が頑張ってる事はさ。でも、しょうが無いじゃん。そうやって会社で決まってるんだよ。いや、オレが査定はしたよ。でも、そういう制度になってるからさ……。…うん。規則で……。…そう。…いやわかるんだけど。

さらにこのパターンは「今すぐ話をしたい」と言ってくる場合が多い。査定はだいたい忙しい時期に行われるのに。クソッ!

とにかく逃げ場が無い。十字砲火だ。最悪だ。

第1位(おもむろに)すいません…今日、いつでもいいんでお時間よろしいでしょうか?

一位。これが一番最悪だ。口調がみょうに丁寧なのがポイントだ。

だいたい午前中、皆が業務に集中している時間に仕掛けてくる場合が多い。それだけで相手の覚悟の大きさが伝わってくる。敵は少なくとも昨日の夜より前から入念なブリーフィングしていたという現れだ。たいがい歩み寄ってくるとき歩幅がみょうにデカい。

話の内容はズバリ「退職したい」が95%。ほぼ間違いない。残り5%は「結婚・出産の報告」だが、そんな場合は事前に情報が届いているもんなので、ほぼ間違いなく進退の話である。

これを午前中に言われた上司は、彼らと面談するその時まで、鼓動が高まりドキドキしっぱなしになる。全然仕事が手につかなくなる。部下軍からすれば、敵に最高のダメージを与える事ができるという事だ。上司軍は、死ぬと決まってても人間はドキドキするのだということを、この時確認できる。

これがサプライズ結婚報告だったりすると、安堵と感動が螺旋のように絡み合い最高潮に達しマジ泣きしてしまう。うぉーーー!!! よかった! マジよかった!! 辞めたいんじゃないんだね。仕事辛いんじゃないんだね! うんうん。幸せになれるよ! おじさんもすごい嬉しいよぉ。もう祝儀に財布ごと包んじゃう!!


▼▼▼▼▼

いかがだったろうか。上司はビジネスにおいて部下と上下関係にあるが、部下の「ちょっといいスか」でその上下関係を一瞬にして逆転可能である事がご理解いただけたと思う。ミスター・ボトルキャップとしては、そのキャップから溢れ出た、残り6位から2582位まで全て紹介したいところではあるが、紙面の都合上、割愛する。

両軍どちらも、今後より一層の武運と健闘を期待している。

以上、何卒宜しくお願い申し上げます。

こぼれ話や解説、ブログ更新をツィッターで毎日配信中