旅に出たくなるおすすめ本 旅行記を紹介

人間は旅に出たくなります。とかく、人生が複雑で見通しが立たない時や、誰かに自分の時間を多く奪われている時、旅に出たくなります。

それは、人間が生きる上で最も最適な状態を、深層から汲み上げられたかの如く、人は旅に思いを馳せます。

そういう、いわゆる「発作」に襲われてしまったアナタの為に、今すぐは行けないアナタの為に、今回は旅に関するおすすめ小説を定番中心に紹介します。

深夜特急 - 沢木 耕太郎

深夜特急1―香港・マカオ― (新潮文庫)

深夜特急1―香港・マカオ― (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

沢木耕太郎の深夜特急をおすすめしておかないと、日本中から怒られるので、やはりこのブログでも紹介します。読んでバックパッカーになってしまった人は数知れず。Amazonのカスタマーレビューの星の付き方を見れば、間違い無いのはわかるはずです。旅という単語で語れば、これほど旅を体現した文章は他にあたることができません。

個人旅行好きの端くれとして、一番最初に読むべきはこの本だと、おすすめします。

オンザロード - ジャック・ケルアック

オン・ザ・ロード (河出文庫)

オン・ザ・ロード (河出文庫)

オッサン趣味で申し訳ないですが、この本「オン・ザ・ロード」はビート文学といってアメリカでバンダナ&パンタロンを量産した、いわば「ヒッピーの聖書」みたいな本です。東の沢木耕太郎、西のジャック・ケルアック。

違うところは…こっちのほうが少し哲学や思想が多い。だからヒッピーに愛されました。自由を求める人はこちらをおすすめ。

風とマシュマロの国 - ふかわりょう

風とマシュマロの国

風とマシュマロの国

「風とマシュマロの国」これは、定番じゃない。あまり知られていないかもしれない。ロケットマンこと ふかわりょうの旅エッセイです。正直な所このリンクから全文が読めるので別にAmazonから買わなくてもいい。むしろ、これを紹介するためにこの記事を作ったと思っていただきたい。Kindleはおろか文庫本にもなっていません。でも書籍版には、アイスランドの写真が挿絵で入ってました(たしか)。

何が良いかっていうと、行った先がアイスランド。なかなか光の差さない薄暗いアイスランドで、一人旅だからひたすらに静寂と音楽。たまに大きな風邪が吹き、そして大自然。

「ああ、一人旅ってこういう感じだよな」と自分の記憶が呼び覚まされつつ、アイスランドにも行ってみたくなる。そんな本です。ロマンチストにおすすめ。

パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り - 椎名 誠

パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)

パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)

SFだと迷うところだけれど、椎名誠で旅本といてばコレです。パタゴニアを日本に知らしめた一冊。ちょっと古いのだけど、それがまたいい。私はBookOffの100円コーナーで見つけたので、あなたもAmazonのマーケットプレイスで買うといい。きっと元は取れる。

風とタンポポの正体は…さあ読んでみてのお楽しみ。

私の旅に何をする - 宮田 珠己

わたしの旅に何をする。

わたしの旅に何をする。

わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)

わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)

これもいまいちメジャーでは無い。宮田 珠己の「私の旅に何をする」小説ではなくアジア旅エッセイです。

ここまでのと毛色が違うところは笑えるところ。エッセイなので笑かしにきています。

旅行記は読みたいが、あんまり旅に対する引力が強いのは今は困る、という人にはこの一冊をおすすめ。つまらないわけじゃなく、爆笑のほうが先に来るので。

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 - ジム・ロジャーズ

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 (日経ビジネス人文庫)

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 (日経ビジネス人文庫)

伝説の投資家がバイクで世界を周り、合間に投資を考える本。といえばいいだろうか。あんまり旅の醍醐味は無い。トラブルがあってもお金で解決する事が多い。それでも死にかけたりは、する。旅行というより冒険&投資の話。

そういう旅以外の要素が好きな人、旅に出た先で、地理や歴史、経済が気になる人にはお勧めするし、そうじゃない人には、他をあたるといい。私はもちろん前者。

なんでも見てやろう - 小田 実

何でも見てやろう 【小田実全集】

何でも見てやろう 【小田実全集】

何でも見てやろう (講談社文庫)

何でも見てやろう (講談社文庫)

これは、件の沢木耕太郎が手に取り、深夜特急のきっかけともなった小説。ちょっと古くて、インテリぶっているところが鼻につくので、それほど勧めるわけじゃない。森鴎外の舞姫。というと堅苦しすぎるが、そういうインテリ感が残る。でも、沢木耕太郎よりさらに前の、個人旅行黎明期の個人旅行に思いを馳せるなら、この本を手に取るのも悪くありません。

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