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【さとり】現在の若手の先が見えちゃってる感

Googleが「世界中の情報を整理し、アクセスできるようにする」と言ってからはや十数年。インターネットは確かに便利になりました。ここ数年、googleは漆を塗り重ねるように、地味で確実なアップデートを続けています。インターネットの品質は年々高まっています。それを我々は享受しているわけです。

世の中の情報に容易にアクセスが可能になっています。それは、特に若者に作用しています。上の世代と比較して、情報通信に対するリテラシーの高さと好奇心により、彼らはインターネットにより近い場所にいるからです。

そんな情報強者の彼らにとってインターネットはメリットばかりではありません。

彼らは、インターネットから負のエネルギーも受けます。「毒」といってもいいかもしれません。それは、情報により、一般的な社会人がどう生き・老いていくかがシュミレートできる事です。少なからず、そこには絶望が含まれています。

社会人がどう生き・死んでいくか。すなわち自分がどう生き・死んでいくか。今は、20代で見通せるのです。こういう記事にたどり着いている人は、まず間違いなく見通し・さとり化しています。

自分が今、社会のどれくらいの高さ・場所に立っていて、別の場所に移る確率がどれくらいか。体感的に理解しています。情報感度が高い人ほど、その体感を確かなものとし、絶望します。多くが学生とサラリーマンです。

このフレームに気づいた人は、意識高い系に変化、または独立起業を目指し、移動を試みます。また、社会的に良いとされる方向への移動が、不可能な場合。別の評価軸を設けるべく、趣味の世界を模索します。また、身動きが取れない閉塞感からか、現代社会の、危険ドラッグに手を出したり、自傷・自殺という形に表れる場合もあります。

そのフレームすら日本社会特有のものだと決めつけた若者は、田舎暮らし・Bライフ・セミリタイア・海外就職&沈没などを視野に入れているのだと思います。ちょっと違った視点でNPOやボランティア、社会起業家という選択肢も、あります。

マイホームでビール片手に野球中継を見ているのが幸せの形だった時代がありました。しかし、彼らは「見えちゃってる」のでそれで満足する事は出来ません。無理ゲーでも、前に進むのがゲームですから。もしくは、ゲームそのものをやめてしまうか。


TVゲームと同じように、世界が広がってしまった現代の「幸せ探しの無理ゲー」。子育て世代がこんなクソゲーに、まだ見ぬ我が子を参加させたくないと思う気持ちも、理解できる気がします。

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